皆様、こんにちは。ピアノ講師の植原です。
今日はショパンのエチュードの思い出についてお話します。
学生時代、コンクールの一次の課題曲になっているショパンのエチュード、
ショパン・コンクールで入賞された先生のレッスンで、初めてエチュードを弾いた時に
「それじゃ、いつまでたってもショパンは弾けないわね。」と言われました。
それまで完全にいわゆる"日本弾き"だった私の演奏法。
それから事細かに指、手首、腕の使い方と、それぞれのエチュードのテクニックを
徹底的に分析し、また力を抜くという作業と、強弱のバランス、ペダルの踏み方について
ゼロからやり直しました。
その技術の一つができるようになると、それまで聴いていた巨匠の演奏も
その技術がきちんとできていることが分かるようになり、
自分の技術と共に自分の耳も成長して行きました。
一つのフレーズを弾くのでも、それまで不用意に弾いていたことが分かり、
色々な事が同時にできていくという難しさと共に、できるように成る素晴らしさに気づきました。
コンクールでほとんどの人が正確な技術ができていないことも分かるようになりました。
本当に素晴らしいコルトーから技術を教えていただいたことは、人生の宝だと思っております。
そんな"日本弾き”の演奏から、西洋の本物の技術に変化できたことを、
これからショパンのエチュードを練習しようとしている方達にお伝えし、
世界で通用する技術を身に付けていただきたいと考えております。
もし門外不出と言われたテクニックをもっと詳しく知りたいと思われる方は、
是非一度体験レッスンへ申し込んでみてください。
貴方にとって目からウロコのレッスンとなることでしょう。
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