皆様、こんにちは。
今日は小さい頃、ピアノを練習していた時のお話を少ししたいと思います。
私は、母に連れられて、駅のそばのピアノ教室へ通いました。その時代は、有名楽器店の教室くらいしかない時代でした。
最初は、レッスンと言ってもバイエルを1,2回弾いて、丸をもらうという、ほんの5分くらいのレッスンだったようです。
家で練習するといっても、4歳の子供一人ではできるわけも無く、母が、根気よくこの音は何の音?数えてごらん。と一つ一つ音符を数えながら、ゆっくり読めるようにしてくれました。気が付いた時には、読めていたという感じです。
ピアノ教室のグループレッスンに通っていたというお子さんが、家に習いに来た時に、未だ音符を読めないという事があります。
レッスンで様子を見てみると、実際に楽譜を見ていなくて、自分で音符を数える前に、先生だったり、お母様だったりが、先にドよ、レよ、と先に言ってしまって、実際の音符を見ずに、耳で聞いてしまって、弾いているということが多いのです。
まずは、ド、レ、ミと一つづつ数えることから、はじまります。字を覚えるのでも、数を数えるのでも、同じですよね?本当にちょっとしたことなのですが、大切な事です。早く弾けるようになって欲しいという親心?から、お子さんが音符を数えて読むという時間を待ってあげられなかったという事が、音符が読めない原因になっているという事が起こってしまう訳です。
当方では、無理せずお子さんの成長する速度で、お子さんにとって今必要な事を、お子さんが理解できるまで待って、レッスンを進めております。お子さんが自立して、自分の意志で練習できるようなお手伝いをして参ります。このことは、音楽以外のことに対しても、自立心を育て、自分で物事を切り開いていく事にも繋がっていくと考えております。
音楽を通して、心も身体も成長していくお手伝いができれば幸いです。
今日は、ピアノの始めたばかりの練習の記憶についてお話ししました。
また次回をお楽しみに。
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